認知(にんち)症(しょう)には、主として(しゅとして)次(つぎ)の3つの型(かた)があります:●アルツハイマー型(がた)認知(にんち)症(しょう)●多発(たはつ)梗塞(こうそく)性(せい)認知(にんち)症(しょう)(脳血管(のうけっかん)性(せい)認知(にんち)症(しょう))●上記(じょうき)のふたつの混合型(こんごうがた)これら3つの型(かた)のなかで、アルツハイマー型(がた)認知(にんち)症(しょう)の原因(げんいん)は現在(げんざい)のところ、明らか(あきらか)ではないというのが実状(じつじょう)です。ただし、アルツハイマー型(がた)認知(にんち)症(しょう)の場合(ばあい)、次のよう(つぎのよう)な特徴(とくちょう)をもっていることがわかっています:●脳(のう)の神経(しんけい)細胞(さいぼう)が激減(げきげん)するため、大脳(だいのう)全体(ぜんたい)が萎縮(いしゅく)します。さらに詳しく(くわしく)観察(かんさつ)すると、神経(しんけい)細胞(さいぼう)に独特(どくとく)の変化(へんか)がみられ、これを「アルツハイマー原(はら)線維(せんい)変化(へんか)」と呼ん(よん)でいます。●神経(しんけい)細胞(さいぼう)の外側(そとがわ)に、アミロイドと呼ばれる(よばれる)たんぱく質(たんぱくしつ)が沈着(ちんちゃく)しています。これを、「老人斑(ろうじんはん)」といいます。●「原(げん)線維(せんい)変化(へんか)」と「老人斑(ろうじんはん)」が最も(もっとも)多く(おおく)認め(みとめ)られるのは、大脳皮質(だいのうひしつ)においてです。その他(そのほか)、染色体(せんしょくたい)の異常(いじょう)が関係(かんけい)しているのではないか、という説(せつ)もあります。というのも、ダウン症(だうんしょう)の人(ひと)が成人(せいじん)に達し(たっし)たときの脳(のう)の状態(じょうたい)が、アルツハイマー型(がた)認知(にんち)症(しょう)の場合(ばあい)と酷似(こくじ)しているからです。アルツハイマー型(がた)以(おもんみ)ではない、認知(にんち)症(しょう)の型(かた)、多発(たはつ)梗塞(こうそく)性(せい)認知(にんち)症(しょう)(脳血管(のうけっかん)性(せい)認知(にんち)症(しょう))の場合(ばあい)、動脈硬化(どうみゃくこうか)や高血圧(こうけつあつ)に基づく(もとづく)脳梗塞(のうこうそく)の多発(たはつ)が重要(じゅうよう)な原因(げんいん)のひとつになります。多発(たはつ)梗塞(こうそく)性(せい)認知(にんち)症(しょう)(脳血管(のうけっかん)性(せい)認知(にんち)症(しょう))をもつ患者(かんじゃ)さんの脳(のう)を見る(みる)と、ほとんどの症例(しょうれい)で脳(のう)に小さな(ちいさな)傷(きず)がたくさんあることがわかります。これが梗塞(こうそく)巣(す)です。また、慢性(まんせい)硬膜(こうまく)下(か)血腫(けっしゅ)、正(せい)常圧(じょうあつ)水頭症(すいとうしょう)、脳腫瘍(のうしゅよう)などでも、二次的(にじてき)に認知(にんち)症(しょう)症状(しょうじょう)を起こす(おこす)ことがあります。
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